あと一歩
ひとり旅へ行ってきた。
と言ってもこれを書いてる今はまだ移動中だが。
午前9時半ぐらいに自宅を出発して電車に揺られること約5時間、浜松駅に到着。
暇で暇で仕方がなかった。(今も)
颯爽と新快速の列車をオーバーラップしていく新幹線が羨ましかった。
浜松に着いたのは14時半ぐらいで、そこから少し遅めの昼食へ。
当初から予定していた、浜松駅の隣接施設にある石松で餃子を食べた。
割とシンプルな餃子だったが、普通に美味かった。
隣のお兄さんが餃子20個とビールを平日の昼間からぶちかましているのを見てビールが欲しくなったがなんとなく我慢。
さぁ食事を終えていざ戦いの舞台ヤマハスタジアムへ、、、
電車の中のジュビロユニを見てはアウェイを感じたが、緊張感はなくむしろワクワクした。
そして磐田駅。
駅前から出ているスタジアムへ向かうバスに乗り、ついに到着。
しかしここからが思っていたより遠かった。
アウェイ側の方が遠回りな感じだった。
開門の1時間前ぐらいについたので待機列へ。
めちゃくちゃ林やん。
木々が生い茂っている分、日差しと暑さはマシだったが、虫が多くて結構煩わしかった。
虫たちと戯れること1時間弱、ようやく開門。
スタンドへの道中はなんとも言えない味があった。
で、ここから観戦。
少し柵が邪魔だったが、コンパクトなでピッチが近く、臨場感があって良いスタジアムだった。
そして19時、ついにキックオフ。
前半はなかなかチャンスをつくれず、記憶にあるのは大久保への多種多様でユーモアのある野次ぐらい。
後半開始から遠藤保仁を投入し、少しずつ攻めの形をつくるものの、なかなか点が入らない。
そんな中で迎えた80分過ぎ、ついに試合が動く。(アウェイ席からは電光掲示板が見えないので正確な時間は知らん。)
藤本淳吾が蹴ったフリーキックに対するジュビロのクリアは、あえて競り合いから少し外れていたファンウィジョのもとへ。
決して簡単なボールではなかったが美しいボレーシュートをゴールに叩き込んでついにガンバが先制した。
ポジショニングもシュートも完璧で、まさにエースの一撃という感じだった。
ついに久しぶりの、そして宮本体制初の勝利が見えてきた。
それからの残り時間は異常に長く感じた。
再三のピンチは守護神東口順昭が神セーブの連発で凌いだ。
しかしアディショナルタイム、あと1、2プレーで試合終了というタイミングでヘディングを決められ、同点。
ずっと欲しかった勝利が、あと一歩というところで消え去った。
立ち尽くすしかなかった。
スマホで文章を打ち込んでいる今もあの時の景色と悔しさが鮮明に頭に蘇ってくる。
現在のチーム状況でアウェイでの勝ち点1は悪い結果ではないが、昨日は勝ち点2を失ったという感じだった。
次こそは絶対に勝とう。
さて、試合後はバスで帰らずスタジアムから徒歩で20分ぐらいのある場所へ。
かの有名な静岡限定のレストラン、さわやか。
静岡でアウェイ戦があるたびにツイッターのタイムラインに大量に現れるハンバーグの写真を見て、いつかは食べて見たいと思っていた。
今回の遠征のメインの1つだった。
小さい小さい夢が叶った。
昼間は結構待ち時間があるみたいだが、試合後は割とすぐに入れた。
あえて夜に行くという作戦が見事に的中した。(暑い昼間に歩きたくなかっただけ)
で、もちろん名物げんこつハンバーグを注文し、浜松出身の大学の友達のオススメ通りオニオンソースを選択。
うまい!とにかくうまい!
珍しいレア気味のハンバーグで、最初は少し戸惑ったが、めっちゃジューシーで最高。
ちなみにホームページを見た感じ安全面に関しては十分に対策されているみたい。
1時間前の悲劇を忘れさせるとまではいかなかったが、幸せな時間を過ごせた。
で、会計を終えて駅までまた歩くか、と思っていたら、
なんと待機ゾーンにジュビロの選手がっ!
日本人1人と外国人3人で普通に座って待っていた。
日本人は現在19歳で年代別の代表にも選ばれている大型ボランチの伊藤洋輝だった。
外国人はちょっと誰か分からなかったが怪我をしている感じだった。
店内にはガンバサポが結構いて、みんな写真を撮ってもらっていた。笑
てか、伊藤くんコミュ力すげぇなおい。
とか思いつつ、スッと店を出て磐田駅へ。
夜に知らない町を歩くのは不安なので、google先生に少し歯向かってまあまあ大きい道路を選んで歩いたが、家はたくさんあるのに暗くて人も車もいない。
山道を歩いてるような感覚で変な汗が出てきた。
なんとか無事駅にたどり着いて、再び浜松へ向かい、駅前のホテルで一泊して今に至る。
初めてのひとり旅だったが、全体的に予定通りでスムーズに行動できたので楽しかった。
試合は悔しい結果に終わったが、それもまたサッカークラブを応援する楽しさの1つと捉えてめげずに次も行こうと思う。
ただ、日曜の名古屋グランパス戦は絶対に勝つ。