徒然脚誌

ガンバ大阪を愛する大学生の情熱独り言ブログです。生暖かい目で見てやってください。

頼れる男

ついにあの男が帰ってきた。

頼れる男、今野泰幸

足首の怪我から久しぶりに復帰し、スタメン出場。

ただ、お世辞にも彼はメンタルが強いとは言えず、今の最悪なチーム状況に飲み込まれたらどうしようかと心配する気持ちもあったが、そんな必要は全くなかった。

足の状態がまだ万全ではないこともあって、本来のパフォーマンスとまではいかなかったが、十分に持ち味を発揮してくれた。

お陰で第12節のベガルタ仙台戦以来の完封勝利。

それもリーグ2位で強烈な攻撃陣を擁する川崎フロンターレから。

 

もちろん今野の復帰だけがこの結果をもたらしたのではない。

宮本監督はディフェンスを前節までの4人から5人にし、3バック+藤春、オジェソクにすることで守備力の向上を図った。

ただ、これまで長谷川監督やクルピ監督のもとでの3バックでは攻撃時に前線の人数が足りず、攻撃が機能しないという面があったが、サイドの藤春やオジェソクの凄い運動量もあって今回はそんな印象は受けなかった。

得点は渡邉千真、ファビオともにセットプレーからであったが、流れの中でもテンポのいいパス回しなど、いい攻撃も見れたように思える。

後半は耐える時間が長く、ぱっと見は最近の終盤に失点するパターンの感じだったが、内容が違った。

前節までは相手のパス回しに振り回され、徐々に運動量が減ってきて最終的についていけなくなり失点を繰り返していたが、川崎戦ではしっかりとブロックを固めて相手にほとんど決定機をつくらせなかった。

そのため最近には珍しく、良い意味で東口の見せ場がなかった。(終始キレ気味でコーチングしていた姿はかなり見応えがあったが)

とにかく、ゼロで抑えることができたのは今後に向けて大きな自信になるだろう。

 

もう一つ、昨日はいつもとは違う点があった。

試合前のコイントスでコートチェンジが行われたことだ。

これにより普段と違って後半は我々サポーターがいるホーム側のゴールをガンバが守るといった状況になった。

川崎の攻撃に対してはブーイングをし、耐え続けるガンバの選手達には後ろから声援を送り、文字通り背中を押すことができた。

選手とサポーターが一つになって戦い、守りきったという感覚があった。

試合には勝ったものの順位は変わらず17位、依然として厳しい状況だ。

久しぶりに得られたこの感覚を胸に、強い気持ちで残り9試合、全力でチームをサポートしていきたい。

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話は変わって、インドネシアではアジア大会の決勝、日韓戦が行われた。

ガンバは日本代表に初瀬亮、韓国代表にファン・ウィジョを送り出しており、どちらも応援したいところ。

しかし韓国代表は優勝すれば兵役免除を受けることができるので、ひっそりとウィジョと韓国を応援していた。

試合を見ることはできなかったが、どうやら延長戦までもつれこんだらしく、過密日程をこなしてきた両チームにとってまさに死闘となった。

結果は2-1で韓国の勝利。

決勝ではゴールがなかったものの、グループリーグから準決勝まで大活躍でチームに貢献し、見事兵役免除を勝ち取ったウィジョを心から祝福し、誇りに思う。

また、決勝での日本の1点は初瀬のコーナーキックから生まれたらしく、彼もしっかりと結果を残してくれた。

2人とも胸を張ってガンバに帰ってきてほしい。